こんにちは!ドイツで駐在妻をしている、はりぃです。
「ドイツから日本に海外送金したいけど、どうやったらいいかわからない・・」
そんなときにおすすめしたいのが『ワイズ(旧トランスファーワイズ)』という海外送金サービスです。
海外在住者のあいだでは以前から評判になっているので聞いたことがあるかもしれませんね。私の周りの駐在家族もワイズを使っている人がとても多いです!
私たち夫婦も数年前からよく使っていて、ドイツ⇔日本間はもちろん、前駐在国のポーランド⇔ドイツ間の海外送金でも大活躍しました!
手数料の安さ、送金の早さ、使いやすさ、すべてそろった海外在住者必須のサービスです!
私も最近自分用の口座を開設しました。その際に手続きでむずかしかったことがあったので、そのあたりも含めてこの記事で紹介していきます。
- ワイズを海外在住者におすすめする3つの理由
- 【写真で解説】口座開設方法&使い方
- 夫名義の書類しかない・・私が本人確認書類で2回失敗した話
- ワイズの口座から第三者の口座へ送金する方法
- ワイズを使う前に知っておくべき注意点
世界で1300万人以上のユーザーが利用
ドイツから日本の海外送金には『ワイズ(Wise)』がおすすめ
ワイズ(Wise)とは、オンラインの海外送金サービスです。
約40以上の通貨に対応しているので、海外駐在で行くような国はほぼ対応しているはずです。(対応通貨については公式ホームページご参照ください⇒送金可能な通貨について)
ワイズはふつうの海外送金とどう違うの?
ふつうドイツから日本へ海外送金する場合、下の図のようにいくつかの銀行を経由しなければなりません。そのため、時間もかかるし手数料も高くなります。
一方ワイズでは、下の図のように国内送金をつかった仕組みになっているので手数料も時間もおさえられます!
たとえば、私がドイツから日本に送金する場合の流れは・・
- ワイズのドイツ(ユーロ)口座に振り込む
- ①の金額をワイズが確認
- ワイズが日本に持つ円口座から受取先に同等額を振り込み
- 受取完了!
という流れになります。②と③のあいだで海外送金をしていないので時間もコストもおさえられます。
そんなワイズを私がおすすめする理由はつぎの3つです。
- 送金コストが安い
- 海外在住でも数分でカンタンに口座開設できる
- 日本語OKのラクさ&安心感
それぞれくわしく見ていきましょう。
早くて安い海外送金なら
ドイツから日本への送金にWiseをおすすめする理由①コストが安い
ワイズ(Wise)をおすすめする最大の理由は、コストの安さです!
百聞は一見にしかず。ワイズの料金シミュレーションで現在の手数料を計算してみましょう!
まずWiseの公式ホームページにアクセス。
通貨と金額を入れて『料金を比較する』ボタンをクリックすると他社と比較できます。
1,000ユーロ分を日本へ送金する場合の手数料は、たったの7.1ユーロ。
Paypalと比べて約6,400円、ドイツでよく見かけるINGバンクと比べると約7,800円もお得に送金できるようです。
※手数料および為替レートは変動します。上記の数字は参考用です。実際のコストは必ずWiseホームページにてご自身でご確認ください。
ワイズではミッドマーケットレートという実際の為替レート(手数料が上乗せされていないレート)が使われています。
手数料が安いだけでなくレートもはっきりとしているので、「最終的に一体いくら取られるんだろう・・」という不安がないのが良いところです。
ワイズの口座へ入金するときに、お使いの銀行によっては別途振込手数料がかかる場合があります。
とくに日本国内では振込手数料がかかることが多いので、日本⇒ドイツへの送金の場合はご注意を。(ドイツ国内では振込手数料を取られることはたぶんないはず。)
ドイツから日本への送金にWiseをおすすめする理由②海外在住でも口座開設できる
ワイズ(Wise)のおすすめポイント2つ目は、海外在住でも口座開設&海外送金がカンタンにできることです。
日本⇔海外間の送金についての規制がここ数年できびしくなり、マイナンバーがないと海外送金できなくなりました。
住民票を抜くとマイナンバーがなくなってしまうのにどうしたら・・海外在住者にいつも冷たい・・
しかし!ワイズなら国内送金の仕組みを使っているのでマイナンバーがない海外在住者でも使うことができます!
銀行口座の明細など海外に住んでいることが証明できる書類さえあればだれでも大丈夫。
また、ワイズの口座は日本に帰国後も維持できます。
さらに、ユーロ口座はIBANコードを無料でもらえます。くわしくは公式サイトのヘルプページをご確認ください。
本帰国後に残った精算などに使うことができて、海外駐在者には嬉しいポイントですね。
ドイツから日本への送金にWiseをおすすめする理由③日本語OK&安心感
ワイズの画面はすべて日本語対応しています。日本にカスタマーセンターがあり日本語での問い合わせもOKです。
英語がニガテな人も、英語での対応に嫌気がさしてきている海外在住の方も安心ですね(笑)。
また、送金状況が下の写真のようにひと目でわかるので、その点でも安心感があります。
こちらの写真の送金の場合、送金にかかった時間はわずか3時間程度でした!このスピード感もストレスフリーでいいですね。
公式サイトでも、通常「その日中に送金できるよー」と書いてあります↓
主要な通貨間の送金の場合、Wiseでは同日(1営業日以内)または即時に送金が完了します。
送金内容の確認が必要な場合や入金方法によっては、着金予定日時に影響が及ぶ場合があります。送金状況はお客様に通知され、アカウントで追跡することができます。
Wise – 海外送金にかかる時間は?
世界で1300万人以上のユーザーが利用
5分で簡単!Wiseの登録方法【海外在住者用】
ワイズの会員登録方法を解説していきます!5分もかからずにできちゃいますよ。
①ワイズの公式サイトにアクセスして右上の『会員登録』をクリック
日本語表示されない場合は左上の3本線をクリック⇒言語選択で日本語をクリック
②メールアドレスを入力し『続行』をクリック
③アカウントの種類を選びます
ここでは個人のアカウントを登録する方法を解説しています。
④居住国を選び『次へ』をクリック
私はドイツ在住なのでドイツを選択します。
⑤電話番号を入力し『認証コードを送信する』をクリック
数秒後にSMSが届きます。
⑥届いたコードを入力し『送信』をクリック
⑦お好きなパスワードを入力し『次へ』をクリック
⑧登録完了画面が表示されます。
⑨登録したメールアドレスにアドレス確認メールが届くので、『メールアドレスを確認する』をクリック
⑩これで会員登録は完了です!早速ログインして送金してみましょう。
送金画面の使い方は次の章で解説していきます!
Wiseでドイツ⇔日本間の海外送金する方法【海外在住者用】
海外在住者がワイズで海外送金する方法をスクリーンショットの画像と一緒に解説していきます!
画像が多くちょっと縦に長くなってしまったので折りたたんでいます。下の青い部分をクリックすると広げて中身を見ることができます。
円(日本の口座)からユーロ(ドイツの口座)に5万円分送金するときを例に解説していきます。その他の通貨の場合もやり方はほぼ変わりません。
①ログインして真ん中下の『送る』をクリック
※はじめてログインするときは自動的に②の画面になっていることがあります。
②送金額と通貨、送金方法を入力して『次へ』をクリック
今回は円からユーロに5万円分送金してみます。
金額を入力すると自動的に手数料と為替レートが表示され、いくらユーロで振込されるのかがすぐ分かります。
日本円の入金方法は『デビットカード払い』と『銀行振込』から選べます。
銀行振込だとワイズ側の手数料はかかりませんが、振込元の銀行で手数料が取られる可能性があります。たとえば、みずほ銀行の口座からワイズに振り込む場合、みずほ銀行側で振込手数料が発生する可能性があります。
③送金が個人によるものか法人によるものかを選択
今回は個人をクリック
④名前や住所、電話番号など必要事項を入力
住所は日本ではなく居住国の住所を入力します。たとえば、私の場合ドイツに住んでいるのでドイツの住所を入力します。
⑤送金先を選択し口座情報を入力
自分自身・第三者の口座・法人/慈善事業団体の3つから選べます。
今回は自分自身の口座に送金します。『自分自身』をクリックして口座情報を入力します。
⑥身分証明書をアップロード
私はパスポートを使いました。
発行国『日本』ドキュメントタイプ『パスポート』を選択し『続行』をクリック、アップロードします。
⑦住所確認書類をアップロード
日本在住の場合はここでマイナンバーの確認が必要になりますが、海外在住者は住所確認書類だけでOKです。
住所確認書類はつぎの3つをみたしていなければいけません。
- 銀行取引明細書または公共料金領収書(携帯電話の領収書は不可)
- ④で入力した名前と住所が確認できる
- 3ヶ月以内に発行されたもの
私はここで2回やり直しになりました・・。(くわしくはつぎの章へジャンプ)
⑧送金目的を選択し『送信する』をクリック
私はいつもテキトーに『毎月の生活費』を選んでいます。
⑨送金詳細の中身をチェックして問題なければ『確認して続行』をクリック
⑩利用規約を読んで同意
⑪入金方法を選択し『送金手続きへ進む』をクリック
私はいつも銀行振込を選びます。
⑫入金についての注意事項を読んで『理解しました』をクリック
⑬自分自身からの振込かどうかを確認されるので『はい』をチェックして『続行』をクリック
⑭振込方法を選択し『続行して銀行口座詳細を確認する』をクリック
『オンラインバンキング』『テレフォンバンキング』『銀行ATM』から選べます。
⑮振込先の口座詳細が表示されるのでそこに振込
日本円の振込先は現在ほとんどPayPay銀行になっているようです。私の場合もPayPay銀行の口座が指定されていました。
今すぐ振り込めない場合は『後で振り込む』をクリックします。一度閉じてもホームの送金情報からこの画面をすぐ呼び出すことができるのでご安心を。
ただし、表示されている入金〆切をすぎると為替レートが変わってしまうので注意!
⑯振込が完了するとステータスが『送金中』に
オンラインバンキングでの送金手続き後すぐに送金処理中になりました。
最近の日本のオンラインバンキングは24時間振込されるんですね。知らなかった!
⑰振込完了!
ワイズの日本口座に振り込んでから約3時間後には、私のドイツ口座にユーロが振り込まれていました!早い!!
1回目は本人確認書類のアップロードが必要になりますが、2回目からは省略されるのでもっとラクになりますよ。
本人確認の際にセルフィ―(自撮り)を求められることがあります。私も2回目の送金のときにありました。
ワイズQ&A
海外在住者の本人確認書類
私がワイズを使いはじめるときに苦労したのが住所確認書類です。
海外在住者が日本円を送金するさいには海外に住んでいることを証明する書類が必要です。
有効な書類としてみとめられているのが公共料金の領収書や銀行の明細書などです。
公共料金の領収書は夫名義のものばかりだし、銀行はオンラインバンクだから明細書がない・・
ダメもとで語学学校からの請求書や役所から最近届いた書類などを送ってみました。しかし・・
申し訳ありませんが、お送りいただいた住所確認書類は受け付けできません。
と、アップロードから数分後にはNGメールが届きました。
いろいろと検索したところ、私が使っているN26というオンラインバンクで口座明細書がダウンロードできることが判明!
さっそく直近の明細書をダウンロードしてワイズに提出するも、なんの返答もなし・・。
でも送金手続きはすすみ始めて無事着金しました!
どうやら書類NGメールは届くけど、OKメールは届かないようです・・。
Wiseを使ううえで気をつけたいこと
ワイズ(Wise)を使ううえで注意しておきたいことがあります。それは、ワイズは銀行ではなく電子マネー機関だということです。
それがなにを意味するかというと、銀行預金保険の対象外になるということです。
それぞれの国で銀行預金保険制度というものがあり、銀行が倒産した場合は一定額までの預金が保証されます。
日本は1,000万円、ドイツは100,000ユーロです。
万一ワイズが倒産したときに最悪入れていたお金が戻ってこない可能性があります。
とはいえ、イギリスのFSCや日本の関東財務局など各国の規制当局からしっかりライセンスを受けていますし、あくまで送金用として使うのであれば問題ないかなと個人的には思っています。
公式サイトではセーフガードなど独自の資金保護対策についてきちんと説明している点も好感がもてます。こちらから確認できます。
預金口座とSuicaなどの電子マネーを使い分けているように、『預金は銀行、海外送金はワイズ』と使い分けるのがいいでしょう。
ドイツから日本への海外送金がワイズでもっと便利に!
私がワイズの存在を知ったのは5年前。イギリスに海外駐在している友人から教えてもらったのがきっかけでした。
海外送金は銀行で数日かけてやるものと思っていたのではじめは驚きました。まだ今ほどワイズが有名ではなかったので、
ちょっとあやしい・・ほんとに大丈夫なの?
とすら思いました(笑)
その後、私たち夫婦も使いはじめてその便利さに衝撃をうけました。
日本から送金したお金が数時間後には届いてる!しかも手数料がすごい安い!!
それからはドイツ⇔日本間の送金にはワイズしか使っていません。
会員登録は無料でできますし、ためしに少額から使ってみることもできます。まだワイズを使ったことがない方はぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
世界で1300万人以上のユーザーが利用
日本から海外、海外から日本へ、
というように、双方向で振り込みが出来るんでしょうか?
すでに海外在住の方で居住国を日本に設定してアカウントを作る方法(マイナンバー提示回避)
を教えてくれる方が多くいらっしゃるのですが、何故なのでしょう?
もし双方向で振り込みが出来るのなら、居住国はどこでもいいはずなのに。。
コメントありがとうございます!
はい、双方向で振り込みできますよ。
あえて日本を居住国にする理由はわからないですね・・。考えたことなかったです。
今住んでいる国を選ぶのが一番シンプルに手続きできる気がしますが、なにかメリットがあるのかもしれませんね。
教えてくれた方に聞いてみてはいかがでしょうか。
はりい 様
突然の問い合わせ失礼致します。
ポーランドの情報が欲しくてはりいさんのページに辿り着きました。
夏から1年、ポーランド(ヴロツワフ)に仕事で行く予定です。
現地で銀行を作ったほうがいいのか、もしかしたら滞在も1年未満になるかもしれないので、
クレジットカードと現金でいいのか、どのようにしたら一番良いのかわからず、ご意見伺えたらと思いメールをしております。
現金をそばに置いておくのも不安なので、銀行はやはり開設したほうがいいでしょうか。
例えば急に大きなお金が必要になった時、(家族が来てちょっとした旅行などするなど)
銀行から引き出したい時もあると思うのです。
今回初めての海外駐在なので、どのようにしたら良いか
良い方法があれば教えていただきたく思います。
はりいさんの「ドイツ駐在なび」はわかりやすく、
はりいさんのお人柄が出るような、素敵なページだなあと
楽しく読ませていただきました。
私も家族で駐在できたらよかったなあと
羨ましく思いながら拝読しておりました。
ドイツも良い国ですよね!
ポーランドは楽しかったですか?
冬は本当に寒そうですね。
日本は先週大雪が降り(東京)交通機関がすごく乱れました。
帰宅難民もたくさんいたようです。
首都高も2日間も閉鎖で、1時間で帰れる道が5時間もかかって家に帰ってきました(涙)
今、日本は受験シーズンで受験生は本当に大変だと思います。
また、コロナやインフルがボチボチ流行っており、
近所の小学校は学級閉鎖などあるようです。
では、ドイツでの滞在満喫してくださいね!
また新しい記事、楽しみにしております♪
お時間大丈夫でしたら、アドバイスいただけたら大変幸甚です。
よろしくお願い致します。